「野球少年の恋」4

野球少年の恋    の続きです。
居酒屋で二人が飲んでる続きになります。それではどうぞ↓



















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「・・・そう、だからさ、何にも彼女のこと知らない、何も始まってない。」

「そっか・・・。それじゃこれからだね。ストロベリーキャンドル!っねぇ〜」

「う、うっせーよ////」


珍しく逆転した関係に高瀬さんは照れてそっぽを向いた。






その夜、星空の下を歩きながら、ほろ酔いの俺はめちゃめちゃ爽子に会いたくなった。



「−爽子?」



俺は、携帯を耳に当て、彼女の声を感じた。



「−風早くん、外?」

「うん、あまりにきれいな星空だから、爽子にも知らせたくて・・・。」

「ふふっ私も今、窓から空を見てたんだよ。同じ気持だったよ。風早くんに
 届けたくて・・・。」

「ホント? 俺たち会わなくてもつながってるんだね・・・。」





ほろ酔いの俺は普段照れて言えないようなセリフも言えそうな勢い。





「爽子! 愛してるよ〜!!」

「か、風早くん。/////どうしたの??」

「いや、夜空にも告白しとこうと思ってさ。」


「わ、私なんて・・・ずっと前から空には見られてるよ・・・。」

「いつもひとり言ばかり言ってるから・・・。」


「ねぇ、なんて?」

「は、はずかしいから・・・。」

「顔見えないから、ねぇ、お願い!」




「風早くん・・・だ、大好きだよ。って/////」





そう、いつまでも俺だけの爽子でいて。俺の宝物。一番星。
いつか、迎えに行く日が来るように、人間として成長したい。

翔太は夜空を見ながら、幸せそうにほほ笑んだ。









あとがき↓
やっぱり甘甘になっちゃいました。次はついに3人がご対面です。
自己満足妄想の世界ですが、よければ見に来てください。

「野球少年の恋」