「Suger Drops」2
Suger Drops 1 の続きです。こちらも爽子目線でどうぞ↓
「か、風早くん、はぁはぁ・・・」手を引っ張られたままずんずん歩いていく
風早くん。校門を出てしばらくして突然立ち止った。
「風・・・早くん?」
「・・・だめだ・・。」 手で顔を覆ってうずくまる風早くん。
「??」
「やっぱり・・・だめだ。」
「わざとしたんじゃないって分かってるのに、本能的に納得できなくて・・・。」
「さ、爽のむ、胸に触るなんて・・・。」
か―――――っ////
「ふ、不可抗力だよ。」
風早くんの口から胸なんて出ると思わず照れちゃう。
「だって、俺まだ・・・!//////」
風早くんも心なしか赤くなり俯いてしまった。
??ん?なんだろう。
きょとんとしている私にふわっと何かが包まれた。
気づいたら風早くんに抱きしめられていたんだ・・・・。
「か、風早くん・・・・!!!」
「ごめん、充電させて。それじゃないとアンディのこと許せなくなるから・・。」
今度は優しいいつもの声で風早くんは言った。
私は緊張してドキドキが止まらず固まって何も言えないまま抱きしめ
られていた。風早くんはいつもこんな風に私を優しく包んでくれるのに、
いつまでたっても慣れなくって!私ったら・・・。
「ああ・・・どうしてこんなに好きなんだろう。」
「か、風早くん!?」
「ごめんな、独占欲の塊で・・・。」
夢みたいな言葉・・・。
「わ、私の方が好きだよ・・・絶対!」
するとそっと身体を離して、風早くんは私の顔を覗くと
「爽は何も分かってないな・・・。」とふっと優しい笑顔で私を見た。
その顔やばいんですけどぉぉぉ////。
よく分からなかったけど、なんだか幸せな気分だった。
風早くんといると砂糖菓子の中にいるみたいで
ふわふわ・・・。こんな幸せでいいんだろうか?
お互い顔を合わせられず、俯いたまま手をつないで帰った。
あとがき↓
まだ続きます。ところで、明日は別マと10巻の発売日ですね。あの続き
はどうなるのでしょうか!?いい歳になって、わくわくがとまりません。
いや、いくつになっても楽しみがあるっていいですね!ありがとう。君届!