「Suger drops」 1

 
私が初めて書いた二次小説です。時期は二人が付き合って
何ヶ月か経った頃でしょうか。本誌に出てきた安藤くんを絡めて見ました!
それでは以下からどうぞ↓
























「Suger drops」 1


「あれっ?」

「あ・・・安藤くん」



ここは放課後の教室。夕日がきれいに教室に色を落としていた。
安藤くんが教室の中に入ってきた。

「風早待ってんの?」




「う、うん…あっ安藤くんは?」

「中村待ってんだ、今日用事があってさ」

「そ、そうなんだ」



うわぁ〜普通の会話。こうやって怖がらずに話してくれるようになったのは
風早くんのおかげだ。放課後の不思議な時間空間の中、
爽子は幸せをかみしめていた。
じ〜ん。

その時だった。がたっっ!!!



「うわっ☆#$%」

「ぎゃっ〜!!」




すごい揺れが二人を襲った。
その一瞬、二人は抱き合うような形となった。



「!」「!」



お互い何が起こっているのか理解できず・・・。
すぐには離れられず・・・。ん?何か違和感が?
違和感の方に視線を移すと、



「うわっっ!!!!」




安藤くんは慌てて私のむ、む、胸から手を離した。
そこに・・・・・・ガラッ



「爽!!大丈夫??」勢いよくドアを開ける音がした。

「すごい地震・・・・あれ?」

「か、風早?」

「・・・アンディ?何してんの?」

なんか低い声の風早くん?

「あわわわわ・・・・わ」



やっと状況が呑み込めた私。
私は思わず熱い顔を手で覆ってその場にうずくまってしまった。



「っ安藤、てめぇ〜っ」


今にも殴りかかりそうな風早くん!えっえっ??


「何してんだよっ?」

「ちがっ・・・。」

安藤くんが抵抗しようとした時、校内放送が流れた。



「2D風早翔太!今すぐ職員室に来い!まだ終わってないぞ!
 さもなけりゃ・・・」



「それどころじゃねーっつーの!」

「あ・・・風早!ち、違うんだよ!地震があっただろ!だから体制崩して・・・。」


安藤くんは必死に説明してくれた。



「か、風早くん、ホントだよ。安藤くんが教室に立ち寄った時にたまたま地面が揺れて・・」

「・・・・。 で?」

「で?」

「何でそんなに二人とも赤くなってんの?」風早くんの声が相変わらず低い?

「・・・・ごめん!!風早!…不可抗力とは言え、む、胸を触っちゃった。」



思わず、風早くんを見る。風早くんは俯き加減にしばらく黙ってたと思うと、
いきなり私の手を掴んで歩きだした。


後ろを向いたまま「・・・ごめん!かっとなって。とりあえず行くわ」

「あ・・・ああ」



最後までいつもの笑顔が戻らず、教室を後にした。

一人残ったアンディくん。

「―マジこえ〜あんな風早見んの初めてだよ・・・。でも・・・柔らかかったな」

と自分の手をみつめながら思わず呟いていたアンディくんでした。









あとがき↓

まだ続きます。ちょこちょこ更新していきます。
無駄に長いかもです。

Suger drops