結婚ウブコントシリーズ(2)「ある風早家の1コマ」

かなりショートです。しかもあんまりウブコントじゃないな。
風爽の結婚シリーズです。以下からどうぞ↓




























「−ぜはやさん!風早さん?」

「あ・・は、はい!」



(うわぁ〜そうだった!風早になったんだった。き、緊張する〜!)



ここは歯医者さん、いつもの定期通院の時だった。

私、か、風早爽子は風早翔太くんと結婚して半年が過ぎました。

まだ、全然慣れなくって、名前呼ばれるだけでも嬉しさとおこがましさ

のあまり緊張するのです。

私が、風早さんになって良かったのかな〜なんて今だに思うの。

いつもいつも沢山愛してくれる翔太くんだけど、世の中素敵な人は

沢山いる訳で・・・。今までも翔太くんを好きな人は沢山いた。

でもそれを言ってはいけないんだよね。

だって、そういうことを言うと、必ず翔太くんは寂しそうな顔をする。


”「どうしたら分かってくれるの?」”って。


でもやっぱりまだ翔太くんと結婚したことは夢の中。

こんな素敵な夢なら覚めないで欲しいなぁ〜



「なにが?欲しいの?」

「えっ?」



アレ?どうも心の声が漏れていたみたい・・・。恥ずかしい!



「爽子は本当に欲がなさすぎて困る!」



ぷぅっと頬を膨らませる。翔太くん。かわいいなぁ〜なんて言ったら失礼?

私達は晩御飯を食べた後、恒例のお茶タイムをしていた。



「そんなことないよ!今の状態が全部満たされているから・・・」

「俺の方が満たされてるよ。今日もおいしいケーキ焼いてくれてありがとう。」

「食べてくれて・・ありがとう。」


翔太くんは必ず私のやったこと一つ一つに”ありがとう”を言ってくれる。

私達はお互いを見てにこっと笑い合った。


ああ・・・・しあわ「幸せだ!」


心の声と翔太くんの声が重なる。翔太くんも幸せなんて嬉しい。



「俺・・・逆に欲しいものがありすぎて困るんだ〜爽と違って欲張りだから」



と言って、翔太くんはじっと私を覗きこでニッと笑う。ドキドキしちゃうんですけど!




「えっ?なに?なに?聞きたい!」

「爽子」

「へっ?」

「爽子がいつも欲しい」

「そんなキラキラしたかわいい目をしてると襲っちゃうぞ!」

「えっきらきら?・・・きゃっ!」



気がついたら私は翔太くんの大きな胸の中に抱きしめられていた。



「俺・・・ずっと爽子を襲ってるよな//////」

「そ、そ、そんな/////」



た、確かに・・・・殆ど毎日愛されてるかも。きゃー////



「ごめんな、無理させてると思うんだけど、止めらんなくて」



翔太くんが熱っぽい瞳で私を見つめるから、身体が熱くなる。



「う、ううん・・・私、幸せ過ぎて怖いぐらいだよ」

「俺の方が幸せだよ」

「ううん!私だよ」

「俺だよ!」

「私だよ!」



ふっお互い思わず笑う。そう、これは風早家のいつもの光景・・・。



「それじゃ・・・・続きしていい?」

「は、はい//////」



こうして甘甘な生活はエンドレスに続くのであった。





<END>
















あとがき↓
このシリーズは適当に続けてみようと思います。次は長いの
いってみようかな。よければまた見に来て下さい。