「そのままの私」 前編
今度は短いです。でも結構気に入ってる話なんです。
いや〜二人の初体験っていつぐらいになるんだろう?何せウブコントですから♪
それではどうぞ↓
「さわこ〜!!」
「あ、あやねちゃん!!お久しぶりです!」
今日は、あやねちゃんとお出かけです。ちづちゃんは用事があって
残念ながら会えないということ。
私達はあやねちゃんのお気に入りのビストロ?というところにランチ
に入った。街はクリスマスが近づいて、イルミネーションでキラキラしていた。このお店もクリスマスデコレーションで彩られていた。
「うわぁ〜このハンバーグおいしい!」
「でしょ?最近のお気に入りなの。」
いつもながらあやねちゃんはおしゃれで流行に敏感で私はとっても勉強になる。高校の時はあやねちゃんが友達だということに信じられない気持があったけど、今はとても落ち着ける存在。
卒業して、2年が経つけど、こうして私達はよく遊びに行く。
「風早は?元気?」
「うん、元気だよ。あやねちゃんによろしくって言ってたよ。」
「あやねちゃんは彼氏さんとはどう?」
「う〜ん。またうっとおしくなってきた。爽子達みたいに早く落ち着きたいわ。」
「そ、そんな・・・。」
「・・・・・。」
「ん?なんかあんの?風早と」
私の表情が少し曇っていたみたい。自分では気付かなかったけど、あやねちゃんはいつも鋭い。
「ち、ちがうの。何にもないんだよ。ただ・・・」
ただ、私は欲張りなだけで・・・。
「あのね、爽子。あんたが考えていることって自分が思うよりずっと深刻だったりするんだからね。いつまでたっても欲張りになれないね。まっそれがあんただけど」
と言って、クスッとあやねちゃんは笑った。
「あのね・・・。こんなこと言ってもいいのかな。」
「何でも言ってみなよ!」
「あの、ね。最近・・・風早くんがお家に連れて行ってくれなくて・・・。前はよく行ってたんだけど。全然、いいんだけど、外でデート出来て楽しいんだけど、なんでかなぁ〜って・・・。」
「風早、一人暮らししてるんだっけ?」
「うん」
「ふ〜ん・・・。それで爽子は何で、家に行きたいの?」
「えっ!えっと・・・。ご飯を作ってあげたかったり・・・うんん、本当は二人になりたいかも。下心ばっかりの私で恥ずかしい〜////」
「・・・で?二人で何したいの?」
「ふ、二人で? なんだろ・・・?二人でいるだけで嬉しい。」
なぜか、ずっこけているあやねちゃん!
「う〜ん。爽子さぁ・・・男と女が一緒にいて、どんなことするか分かる?」
「えっ?どんなこと?デートとか?」
「ちがう〜!キスの続きのことは知ってるよね?」
「えっえええええええええ!!!////// ハ、ハイ」
「そうだよね、さすがに知ってはいるんだよね。」
「そ、そんな私なんかそんなまだまだ・・・!!」
まだ私には遠い夢の世界のような気がしている。私と・・・か、風早くんが!?
「まぁ・・・いつかそうなるんだろうけど、まっ後は風早の我慢しだいだな。」
「えっ?」
「結構、ツライかもね!風早」といってケタケタあやねちゃんは笑った。
「家のこと、今度会った時に風早本人に聞いてみな。あいつはちゃんと答えてくれるんでしょ?」
そうだ。風早くんはいつも私に100%で答えてくれる。でもやっぱり聞きにくい。
つらいって?風早くんを私は苦しめているの?
私達はその後買い物して、楽しい時間を過ごした。
あとがき↓
爽子は本当にかわいいけど、きっと風早苦労するだろうなぁ〜って。きっとお互いいっぱいいっぱいで進んでいくんだろうけど。
本誌でキスぐらいするかなぁ〜。見れたら夢みたい!
〜ということで後半でおしまいです。よろしければ続き見てください。
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