「Suger drops」5
こちらはSuger drops 1 2 3 4 の続きになります。
それではどうぞ↓
「あっ安藤くん?」
「あっこっちこっち」
ここは校舎の裏側。めったに人は通らない。
「風早に見つかったら、やべーからさっ」
「ごめんな、こんなとこ呼び出して。実はさ、貞子にお願いがあって・・・。」
「? 私が役にたてることなら・・・。」
「いやぁ〜立ちまくる!実に、言いにくいことなんだけどさぁ・・・」
次に出てくる言葉を聞いて、爽子は石化する・・・。
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Ending
風早くんは、ずっと憧れの人だった。でも今はその気持よりもっと欲張りになって、
好きな気持ちがいっぱいだ。大好き、大好きな人。風早くんに会ってから、私は
いろいろなことが変わったの。感謝でいっぱいなの。だから・・・私、できるよね?
風早くんが気にしてるんだったら・・・。
「あっごめん、待った?」
マルちゃんを引っ張り、爽やかに風早くんは走ってきた。
「う、ううん」
「マルちゃん!!」
最近のマルちゃんは私にやっと馴染んでくれて、素直に抱きついて
くれるの!それに感激!私は思い切りマルちゃんを抱きしめる。
「−っ!いいな」
「?」
なぜか、風早くんはいつもマルちゃんを抱っこするとそっぽむくの。
どきどき・・・どきどき☆
どうしよう。どきどきが止まらない!よしっ!
「か、風早くん・・・そっちを向いたまま目つむって下さい!」
「えっ?何で?」
「お、お願いします!」
「うん?・・・分かった」
私は、そーっと風早くんの手に触る。
「えっ?」
そして、目をぎゅっとつむったまま風早くんの手を取って私の胸へ持っていく。
”風早さ・・・不可抗力とは言え、俺が貞子の、胸に触ったこと結構気にしてんだ。”
「こ、これで、一緒だよ////」
「えっええええええええええええ!!」
「あっ風早くん!見ないで〜〜〜!!」
「さ、爽のむ、む、胸??」
「ハ、ハイもう終わりです〜〜///」
風早くんの手を離そうとすると、また掴み返された。風早くんは目を見開いて
しばらく私を見つめていた。そして私は手をグイっと引っ張られたと思うと
大きな身体に包まれた。
「・・・ありがとう。」
「嬉しくて、なんて言ったらいいのかわからない。」
「たまんないほど・・好き!」
そう言って、風早くんは私を更に強く抱きしめた。
私は、またふわふわ砂糖菓子の中にいるみたい。ドキドキは止まらないけど、
大好きな気持ちがあふれ出る。
「・・・私も。」
私が、気持ちを言った時、風早くんは100%で応えてくれる。いつもいつも
そうだった。そのたびに、勇気を出して良かったと思うんだよ。
こちらこそ、いつもありがとう・・・。
でも風早くんの次の言葉に、私は再び石化してしまった!
「・・・もう一回触っていい?」
〈 END 〉
あとがき↓
というわけであとがきです。最後はちょっと積極的な爽子を書いてみました。
照れてる風早くんや爽子にメロメロな風早くんが大好きです。
初めて、君届を見たときの懐かしくて、あの新鮮な気持ち!ちょっと他には感じない
感情でした。その初々しさをずっと持ち続けて欲しいな。二人には。
私が書くのは殆どが付き合ってからの設定です。らぶらぶ書きたい〜!
次は大学生時代を書きます。よろしければお付き合いください。