(2)語り&小ネタ


別マ読み返すと、また改めて・・・・翔太が爽子の落語を応援する姿がかわいい。そして、やの

ちんですが、自分のことを不潔とか思ってるのかな・・・・。なんて。もしかして援交をするような

心情もあるのかな・・・なんて勝手に思いました。身体を売るような感覚。好きな人ではない人

とすることに心のどこかで抵抗があるとか。う”〜よく分からないけど、複雑。


・・・そこでまた小ネタ集


<あやね目線であの場面を>


また、同じような目をする男。どうして、男は私を見てみんな同じ目をするんだろう。

今までと違った感じと思ったけど・・・。

私はそっと目を瞑った。最初は触れるだけのキス。でも次第に激しくなっていく。


「・・・んっ・・・」


意外にやるじゃん。

彼はそっと顔を離した。その顔は男の顔をしていた。


「おやすみ!」

「うん」


身体の関係になるのも時間の問題だろう。彼が求めているものは私の中の女。

私のことを分かろうともしない。・・・というか見せる気はない。見抜くような男

と付き合う気はない。そんな自分と向き合う気もない。これが私なんだし。

所詮男と女。身体を求めあうことが普通の行動。でも・・・残る空虚感。

こんな私を爽子もちづも受け入れられるわけがない。

あの子たちと一緒にいればいるほど・・・つらくなっていくのはあの子達が真っ直ぐ

すぎるから。本当の私を見せてないから・・・。



な〜んてね。




<小ネタ集 千鶴編>


「―ちづちゃん?」

「え??」


千鶴は爽子に声を掛けられてはっとしたように振り向いた。


「あの・・・お菓子食べる?」

「おっうん、うん。食べるっ!!」


パクパクと嬉しそうに食べながらも元気のない千鶴を爽子は心配そうに見つめていた。

そして千鶴のお菓子を食べていた手がぴたっと止まる。


「・・・ねー爽子。風早が女の子に告白されてるのを見たことある?」

「え・・・・」


爽子はバレンタインデーの時の姿を思い浮かべた。


「・・・あるよ」

「どんな気持ちだった??」

「えっと・・・心臓がズキンってして、なんか、気持ちが沈んだよ」

「ふぅん。そっか」

「うん・・・どんどん自分が弱くなっていくのを感じたよ」

「ふぅん・・・・」


爽子は千鶴の横顔を眺めて優しい笑みを浮かべて言った。


「でも、気持ちを届けることが大切だと後で分かったよ。ちづちゃんやあやねちゃんが

 背中を押してくれたから・・・・届けることができたんだよ」


恥ずかしそうに拳を握りしめて言う爽子を千鶴はぼうーっと見つめた。


「いやっ別にね〜何もないんだけどさっ」

「うん・・・」

「でもさ、何か不思議な気分だなって。龍も誰かと付き合うのかな〜とか思うと。

 ほらっ私ら兄弟みたいなもんだからさっ」


あはは〜〜〜っ


爽子は千鶴のから笑いをそっと見つめた。いつかきっと・・・。そんな想いで。


な〜んてね。まだ続く予定(まだかよっ!!)